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AEO対策の効果測定の方法|AI検索の被引用とGA4流入で追う 2026/07/27を表すイメージ画像

AEO効果測定の方法|AI検索の被引用とGA4流入で追う

更新日: 2026年08月01日

AEO対策の効果は「順位」では測れない — 2つの測定軸

AEO対策の効果は、SEOのような「検索順位」ひとつでは測れません。測る軸は2つあります。①AI検索での被引用・被推薦(ChatGPTやPerplexityが自社を挙げるか)、②AI検索からのサイト流入(GA4で参照元を確認)。AIの回答は日によって変わるため、単発ではなく定点観測で見るのが基本です。

この記事では、当社(株式会社AliveCast)が自社サイトで実際に測っている方法と、実測して分かった「効果測定のリアル」を、数値の変動も含めて正直に共有します。数字はすべて実測で、測定日を添えています。

測定軸①:AIに引用・推薦されているか(被引用・被推薦)

Answer Block: AEOの一次的な成果は「AIの回答に自社が出るか」です。ここには2段階あり、ソース欄にURLが載る「被引用」と、回答本文で社名を挙げて薦められる「被推薦」は別物です。被引用されていても推薦はされない、ということが普通に起きます。

被引用(Cited) 被推薦(Recommended)
何が起きる 回答のソース欄に自社URLが載る 回答本文で社名を挙げて薦められる
難易度 比較的とりやすい 難しい(第三者の比較記事経由が多い)
確認方法 ソース/出典欄をチェック 回答本文に社名があるか

確認手順(無料・5分)

1. Perplexity などログインしていない状態で対象キーワードを質問する(ログインすると個人化・地域化されて中立に測れない)。
2. 回答本文に社名があるか(=被推薦)と、ソース欄に自社URLがあるか(=被引用)を分けて記録する。
3. 本社所在地を含むキーワード(例:「AEO対策 福岡 おすすめ」)で測る。地域を入れないと全国平均になり、地元での実力が見えません。

当社の実測(一次データ):2026年7月11日、未ログインのPerplexityで「AEO対策 福岡 おすすめ」を質問したところ、当社サービスが名指しで第1位に推薦され、ソースも自社AEO対策LPでした。一方、同じ月の別クエリでは被引用はあっても本文に社名が出ない(被推薦ゼロ)ケースもありました。

そして正直な現実:2026年7月24日に同じ「AEO対策 福岡 おすすめ」を再測すると、名指し推薦は消え、ソース欄の被引用だけが残る状態に後退していました。わずか2週間で結果が動いたわけです。これは失敗ではなく、AI検索の性質(後述)です。だからこそ「一度1位を取った」で終わらせず、定点で測り続ける必要があります。

> この節の持ち帰り:被引用と被推薦を分けて記録する。1回の結果で一喜一憂せず、同じクエリ・未ログインで月1回測る。

測定軸②:AI検索からのサイト流入(GA4で測る)

Answer Block: 被引用が「見えているか」の指標なら、GA4の参照元は「実際に来たか」の指標です。ChatGPTやPerplexityは、回答経由でユーザーをサイトに送客します。GA4で参照元ドメインを見れば、AI検索からの流入セッションを数として追えます。

実物:GA4のカスタムチャネルグループ用の正規表現

GA4の「参照元」(Session source)が次の正規表現に一致するセッションを「AI検索」チャネルとして束ねると、集計が一気に楽になります。コピーしてそのまま使えます。

^(chatgpt\.com|chat\.openai\.com|perplexity\.ai|gemini\.google\.com|copilot\.microsoft\.com|.*\.bing\.com)$

GA4なら「管理 → データの表示 → チャネルグループ → カスタムチャネルグループを作成」で、条件を「セッションの参照元 が 正規表現に一致」にして上記を貼るだけです。探索レポートのセグメント条件としても同じ式が使えます。

当社の実測と、その限界:AI検索からの流入は現状まだ少数です。週次で見ると、ある週にChatGPT経由が12セッション、翌週は5セッションと半減する、といった振れ方をします。母数が小さいぶん週次のブレは大きく、1週だけを見て「増えた/減った」と判断するのは危険です。月次の移動平均で傾向を見るのが実務的です。

> この節の持ち帰り:GA4にAI検索チャネルを1本作る。週次の増減ではなく、月次のトレンドで評価する。

なぜ「検索順位」ではAEOを測れないのか

Answer Block: AIの回答は非決定的で、同じ質問でも実行のたびに文面や引用先が変わります。順位のように固定された1つの答えが無いため、SEOの順位計測をそのまま持ち込むと実態を見誤ります。

前述のとおり、当社でも同一クエリ「AEO対策 福岡 おすすめ」が7月11日には名指し1位、7月24日には推薦消失、と2週間で動きました。これはペナルティでも施策ミスでもなく、生成AIが確率的に回答を組み立てるための正常な揺らぎです。

だからAEOの効果測定では、次の3点を前提に置きます。

  • 単発ではなく定点:同じクエリ・同じ条件(未ログイン)で、月1などの決まった頻度で測る。
  • 複数回・複数エンジンで見る:Perplexity・ChatGPT・Gemini・Google AI Overviewで結果は大きく異なります。当社の実測も現状は単一エンジン中心で、多エンジンの自動測定は今後の課題です(正直に言えば、まだ完全にはできていません)。
  • 被引用率・言及率という「率」で捉える:例えば当社のQ3実測では、5クエリ中の言及率40%・1位推薦率40%、というように率で記録しています。1回のスクショより、率と日付のほうが後から検証できます。

> この節の持ち帰り:順位ではなく「率」と「日付」で記録する。単一エンジン・単発の測定には限界があると理解した上で使う。

AEO効果測定の実践手順(今日から始められる)

Answer Block: 特別なツールは不要です。①定点クエリを決める、②月1で未ログイン実測、③GA4にAI検索チャネルを作る、④結果を同じ様式で記録する。この4つを回すだけで、感覚ではなくデータでAEOを語れるようになります。

1. 定点クエリを5つ決める:「(サービス名) (地名) おすすめ」「(サービス名)とは」など、狙う意図のクエリを固定する。
2. 月1で未ログイン実測:Perplexity等で被引用・被推薦を分けて記録。ブラウザはシークレットモードで。
3. GA4にAI検索チャネルを作る:測定軸②の正規表現を使い、参照元をまとめる。
4. 同じ様式で記録する:下記のような小さなJSONやスプレッドシートに、月ごと・クエリごとに1行ずつ貯める。

実物:記録テンプレート(JSON)

{
  "quarter": "2026-Q3",
  "checkedAt": "2026-07-11",
  "engine": "Perplexity(未ログイン)",
  "results": [
    { "query": "AEO対策 福岡 おすすめ", "cited": true, "recommended": true, "rank": 1, "sourceUrl": "https://aeo-service.alivecast.co.jp/" }
  ],
  "ga4": { "aiReferralSessions": 12, "period": "2026-07-05〜07-11" }
}

このファイルを月ごとに残せば、「7月は1位→翌回は引用のみ」といった変動が時系列で見え、施策の効果と自然な揺らぎを切り分けられます。

> この節の持ち帰り:測定を「仕組み」にする。クエリ・条件・様式を固定し、毎月同じやり方で1行ずつ貯めることが、最短で信頼できるデータになる。

よくある質問

AEO対策の効果は検索順位で測れますか?

測れません。AIの回答は同じ質問でも実行のたびに変わる非決定的な仕組みで、固定された1つの順位が存在しないためです。当社でも同一クエリが2週間で「名指し1位」から「引用のみ」へ動きました。順位ではなく、被引用率・言及率を日付付きで定点記録するのが正しい測り方です。

AI検索からのサイト流入はどうやって測りますか?

GA4の参照元(Session source)でchatgpt.comやperplexity.aiなどのドメインを束ねてチャネル化します。正規表現でカスタムチャネルグループを1本作れば集計できます。ただし現状は流入が少数で週次のブレが大きいため、月次のトレンドで評価します。

「被引用」と「被推薦」はどう違いますか?

被引用はAIの回答のソース欄に自社URLが載ること、被推薦は回答本文で社名を挙げて薦められることです。被引用されていても推薦はされない、ということが普通に起きます。被推薦は第三者の比較・おすすめ記事に載っているかどうかに強く影響されます。

効果測定はどのくらいの頻度でやるべきですか?

被引用・被推薦の実測は月1回、GA4の流入は月次トレンドでの確認が現実的です。AIの回答は揺らぐため、頻度を固定した定点観測にしないと、施策の効果と自然な変動を区別できません。

まとめ

AEOの効果測定は、「順位を1回見る」発想から離れることが出発点です。①被引用・被推薦を未ログインで定点観測し、②GA4でAI検索流入を月次トレンドで追う。この2軸を、クエリ・条件・記録様式を固定して毎月回すだけで、感覚ではなくデータでAEOを語れるようになります。

当社自身、名指し1位が2週間で揺らぐ現実や、単一エンジン測定の限界を抱えながら、率と日付で記録を積み上げています。効果測定に正解の一発ツールはなく、「同じやり方で測り続ける仕組み」こそが最良の投資です。AEO対策ブログの一覧では、被引用を増やすための具体施策も順次公開しています。

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